妊娠中、ほとんどの人が経験するこの症状。 吐き気・嘔吐、むねやけ、ムカムカする・・・、そうこれ、いわゆるつわりの症状なんですよね。 つわりは妊娠4〜5週ではじまり、12週頃にはほとんどの人がましになって、安定期になる16週頃に終わると言われています。
つわり発現の時期は『6週3日±1週5日』頃、その持続期間が『8週±4週』くらいという説もあります。
でも、この時期をすぎても症状が改善されない時もあります。中には出産まで続くという人もいるんです。 つらいですよね〜。この症状がイヤで、もう妊娠するのがイヤ!なんて言うママさんもいます。 何とか乗り切って、妊娠生活を楽しいものにしましょう。
出現時期

いわゆるつわりと言われる時期、妊娠4〜12週の頃が最も症状が強くなります。
安定期になる16週頃にはほとんどの人が落ち着いてきます。 でも、妊娠中期・・・、だいたい妊娠30週頃からまた似たような症状が出てくることもあります。 その症状も出産が近付いてくる妊娠36、7週頃にはまた落ち着いてきます。
中には落ち着く時期がなく、妊娠期間中ずっと症状が続く方もいます。
原因
つわりの原因についてはいくつかの説がありますが、まだはっきりとは解明されていないのが現状です。
ここでは、その説のうちよく言われているものを紹介しておきます。
1.プロゲステロン(黄体ホルモン)やhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が急激に増加するため。 これらのホルモンはいずれも受精卵や胎盤が発育していくのに適した環境を作る働きを持っています。 しかしこれらのホルモンの増加があまりにも急激なため、体が調整しきれず脳の中枢等を刺激して吐き気等の症状がでるのではという説。
2.胎児を異物と判断し排除するアレルギー反応のため。
3.精神的要因による自律神経失調症になるため。 ホルモン等の急激な体の変化で、自律神経が乱れることによって、一種の自律神経失調症のようになるという説。 つわりによるストレスで、さらに自律神経のバランスが乱れるとも言われています。
これらに加え、妊娠中期以降の症状の原因としては、大きくなった子宮に胃が圧迫されることがあげられます。 妊娠30〜36週あたりで、赤ちゃんは大きく成長します。それに伴って子宮も大きくなって胃を圧迫しちゃうんですね。
その症状も出産が近付いてくる妊娠36、7週頃にはまた落ち着いてきます。 お産に向けて、少しずつ赤ちゃんが下がってくるため、胃の圧迫がとれるのです。
対策
基本的にはつわりの対策と同じになります。妊娠初期 【つわり:その2】を参照して下さいね。
これに加えて、妊娠中期以降は満腹には注意です。満腹まで食べてしまうと、赤ちゃんの動きによって急激に胃が圧迫され嘔吐してしまうことがあります。腹八分目くらいを心がけてください。
治療
症状が強く、日常生活に支障をきたすようになれば、治療も必要になります。
妊娠初期のつわりに対しては、薬を使った治療をすることはほとんどありません。妊娠初期は赤ちゃんの大事な器官が作られる時期でもあるので、なるべく薬は使わないようにしています。 妊娠初期の赤ちゃんはまだママからの栄養をそれほど必要としていないので、点滴で水分を補給する程度の治療をされることがほとんどです。 何の治療もせず、症状がおさまるまで様子をみることも多いです。
一方、妊娠中期以降の場合は、症状が強い場合には薬を使って治療することもあります。 主に胃薬を処方されることが多いですが、食べてもほとんど吐いてしまうなんて場合には、制吐剤を処方されることもあります。
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