妊娠・出産・おっぱい・育児情報
 Happy Birth


助産婦メモルが妊娠・出産・おっぱい・育児の情報を発信。
ママ・パパ、プレママ・プレパパ、そして助産師、たまご助産師まで・・・。
【Happy Birth】(赤ちゃんの幸せな誕生)に関わるすべての人を応援するサイトです。
 
妊娠のために | 出産・育児準備 | 妊娠初期 | 妊娠中期 | 妊娠後期 | 出産・産後| おっぱい | 名付け | 赤ちゃん | 育児 | 助産師になりたい



妊娠・出産・おっぱい・育児情報〜Happy Birth〜妊娠初期>妊娠中のマニキュア(ネイルアート)

 妊娠中のマニキュア(ネイルアート)

以前「妊娠中のマニキュアの影響は?」という質問をいただきました。
いろいろな妊娠雑誌や学生時代の教科書を見てみましたが、むむむ、載ってない・・・。
ネイルアートがはやっていますが、マニキュアや除光液のにおい、確かに気になりますね。でもやっぱりオシャレもしたいし…。
ってなわけで、妊娠中のマニキュアについて調べてみました。


メモルの勤める病院では



資料が少ないので、まずはメモルの勤める病院では妊婦さんにどのように指導しているか、というと・・・。
特に何も指導していません、はい。多分、どこの病院でも特別には言ってないと思います。

そんなことではこの項目は終わってしまいますので、病院の医師に聞いてみました。
すると、「大きくは影響はないよ。今までもマニキュアをしている妊婦さんはいっぱいいたけど、何ともない人ばっかりだったし。妊婦さんに聞かれた時は『大丈夫。』と答えてあげていいと思うよ。それでも『心配だ。』と言うなら、控えてもらったらいいよ。」とのことです。

ふむ、なるほど。大丈夫なわけですな。
しかーし、何ごとにおいても「絶対!大丈夫!」と言うのは、指導する助産婦としては勇気のいることです。
本当に「絶対!大丈夫!」なのか、さらに調べてみることにしました。


赤ちゃんへの影響



ここからはアメリカの研究結果等が入り交じってるので、日本とはちょっと違う部分があるのかも。あくまでも参考にして下さいね。

アメリカでの研究で、マニキュア等に含まれるフタル酸ジブチル(DBP:Dibutyl Phthalate)という成分が胎児への影響を及ぼすことがあると発表されてます。
特に胎児のあらゆる器官形成の時期に影響を与えるとされています。でもこれはあくまでも動物実験のレベル。

また同じくアメリカでの研究で、妊娠初期に職業上、DBP等の有機溶剤にさらされていると、障害を持った赤ちゃんが生まれる確率が上がるという発表もあります。
それは皮膚からの吸収だけではなく、揮発したものを吸い込むことで肺からの吸収からも影響を与えるということです。
具体的には工場勤務者、化学者、グラフィックデザイナー、印刷産業労働者、画家、大工等の職業者で、なおかつ妊娠初期13週間の間に有機溶剤にさらされている場合だそうです。

でも、どれくらいの時間、どれくらいの量の有機溶剤にさらされるといけないのかはこれらの研究内容には書かれていませんでした。
なので、はっきりしたことは言えませんが、いずれにしても特に妊娠初期においては「絶対!大丈夫!」とは言えなさそうです。
ちなみに有機溶剤が妊娠経過に影響を与えるという記載はどこにもありません。
例えば、マニキュアをしてたから早産になる、とか妊娠高血圧症候群になる、とかってことはありません。

ところで、これらの研究はアメリカのもの。
では、アメリカでは妊婦さんにマニキュアに対してどのような指導がされているのでしょうか?
というわけで、アメリカの妊婦さん向け妊娠・出産サイトをのぞいてみました。
するとやはりありました。妊婦さんの「マニキュアの胎児への影響は?」という質問が。
その質問に対して、助産師は「マニキュアに使用される化学薬品の影響についてすべて肯定することはできない。日常の使用については問題ないと思われるが、潜在的な悪影響に不安を抱くなら使用を考慮するよう、私は患者に勧めている。」と返答しています。

なるほど、結局はメモルの勤める病院の医師と同じようなことを言っているわけです。
そうすると・・・、職業等で日常的に長時間使用する場合、特に妊娠初期は仕事内容を変更する等、多少考慮する必要がありそうです。
ただ趣味程度に使用する分にはおそらく大きくは影響しないと思われます。
それでもやっぱり心配という場合・・・、もしも今後の妊娠経過に問題があった場合、もしも生まれた赤ちゃんに何らかの病気があった場合、たとえそれが違う原因であったり、原因不明であっても「あの時マニキュアを使ってたのがよくなかったんだろうか?」と後悔しちゃうんだったら、やめておいて、ってことです。

でも有機溶剤って、マニキュアや除光液だけじゃなく、化粧品や整髪料、シャンプー・リンス等にも入ってたりするみたいです。
そう考えると、気にしてたらきりがないですね。気にしない方がいいのかも。

結論としては、非常にあいまいなものになっちゃいますが、マニキュアの影響についてはそれ程心配しなくても大丈夫。
でもできれば、妊娠初期は控えめに・・・。
また大丈夫と言われてもやっぱり心配って場合も控えめにするか、やめちゃってください。


その他、注意してほしいこと


妊娠初期、つわりの時期にはマニキュアや除光液のにおいを受け付けなくなることもあると思います。
そんな時は無理をせず、使用を控えましょう。

また赤ちゃんが生まれてからは、長い爪や爪につけた装飾品(スカルプとかチップとかビーズとかストーンとかね。)が、赤ちゃんの肌を傷つけることがあるかもしれません。
おっぱいを傷つけることもあるかもしれません。
そして、何より装飾品を赤ちゃんが飲み込んでしまったりしたら大変です。
赤ちゃんが生まれてからは、控えめにしてください。

そして通院、また入院の際には必ずマニキュアはとっておいてください。
爪って意外と健康のバロメーターなんです。妊婦さんの場合は、特に貧血の具合等を爪の色を見て判断することがあります。
また帝王切開など手術中も爪の色を見て、全身状態が分かることもあります。
妊婦検診等の通院日、入院の予定のある時、お産の予定日が近い時は忘れずにあらかじめマニキュアはとっておいてくださいね。もちろんペディキュアもですよぉ☆

そうそう、あと、妊娠中は自分でとれるレベルのネイルアートにしてくださいね。
以前入院してきた妊婦さんがきれいにネイルアートされてたんですけど、「帝王切開になる可能性もあるし、突然なるかもしれないから早めにとっておいてください。」と言ったら、「プロのネイリストさんじゃないととれないんですぅ…。」と…。安静が必要だし、点滴してるから外出もできず…、結局出張ネイリストさんに来てもらいましたよ。





HOME



ブログパーツ


サイト内検索

妊娠初期MENU
妊娠検査薬って?
病院を選ぼう
初診へ行こう
葉酸の必要性
予定日を計算してみよう
母子手帳について
超音波(エコー)検査
妊娠カレンダーを作ろう
妊娠初期の出血
流産って??
妊娠中のタバコ
妊娠中のお酒
妊娠中のマニキュア
つわり:その1
つわり:その2
おっぱいセルフケア
  妊娠初期には…

妊娠初期便利グッズ



ベルメゾンネット

マタニティインナー


当サイトではなるべく新しい情報を提供できるよう努力してはいますが、医療の世界は日進月歩です。ここに書かれている情報がすでに古くなってる可能性もあります。また施設や医師による方針の違いもあります。不明な点は必ずかかりつけの病院、主治医に確認してくださいね。